今回は、旅する老後研究所の直見キンドルさんが、自身の働き方とお金との向き合い方についてお話ししました。
現在は、週に1日だけ会社で働く「週休6日」。収入が十分に増え、将来の見通しが立ってから勤務日を減らしたわけではありません。迷いや怖さがありながらも、「やりたいことを、いつかまで待てない」という思いから、少しずつ働き方を変えてきました。
印象に残ったのは、直見さんが大切にしている「資産寿命」という考え方です。
平均寿命や健康寿命だけでなく、自分のお金を、好きな場所へ行くことや、会いたい人に会うこと、やりたいことのために自由に使えるのは、いくつまでなのか。将来のためにお金を備えることは大切ですが、使える時間まで一緒に貯めておくことはできません。
高齢者の支援に長く関わってきた直見さんは、お金の多さと幸せが必ずしも比例しない場面を数多く見てきました。だからこそ目指しているのは、単なる「マネーリッチ」ではなく、自分のために使える時間を持つ「タイムリッチ」。そして、やりたいことを自分で選べる「マインドリッチ」です。
週休6日で生まれた時間は、Kindle出版やアプリ、カードゲームづくり、イベントなど、本当にやりたかった活動に使っています。思うように動けない日は「今日は土日」と決めて休む。自分の一日を自分で決められることも、豊かさのひとつなのだと思いました。
一方で、会社の仕事も週に1日残しています。終活に関する法律や現場とのつながりが、出版にもイベントにも生きているからです。辞めるか続けるかの二択ではなく、必要な部分だけを残した選択でした。
老後の安心のために、いくら貯めるのか。それと同じくらい、限りある時間を何に使いたいのか。直見さんの週休6日という選択を通して、自分にとっての豊かさを考える時間になりました。